中川書店へようこそ

 「初めに言があった。……光は暗闇の中で輝いている。」
小社の出版物は稀少本であり、その光の働きをしている。

新刊案内

「価値自由」論の系譜ー日本におけるマックス・ヴェーバー受容の一断面ー 三笘 利幸著
本書は、マックス・ヴェーバーのWertfreiheitをめぐる受容史を主要な論者に注目しながら論じ、最後に私なりの「価値自由」についての考えを示すという構成になっている。
処女(おとめ)マリヤの受胎・悪魔 滝沢克己著
本書は、表題からして衆知されている聖書の言葉であるが、・・・果して聖書だけの物語、言葉なのでしょうか。・・・自分自身のところにあったのかというようなことなんですね。・・・(最晩年に語ったことより)
アトラスの肩を超えてーサー・トマス・ブラウンの世界ー 河野 豊著
本書は一七世紀イギリスに生きた医師、著作家トマス・ブラウンについて書かれた論考からなっている。ブラウンを論じることは現代においてどのような意味があるのか、…騒々し社会の中でブラウンは様々な考察を巡らせ、対立の時代に寛容を説いた。